

外出時の必需品:着物を守り、装いを引き立てる「コート」の嗜み
●一目でわかる「格」と「形状」:道行コートと道中着の違い
●道行(みちゆき)コート:【フォーマル・正統派】
●特徴:衿元が四角く開いた「道行衿」が基本です。
●格:礼装用からお洒落用まで幅広く、最もフォーマルな場に適しています。
●着用シーン:結婚式、式典、初釜など、あらたまった席には道行が安心です。
●道中着(どうちゅうぎ):【カジュアル・お洒落派】
●特徴:きもののように前を合わせる形状で、着脱がしやすいのが魅力です。
●格:カジュアルからセミフォーマルまで対応します。
●着用シーン:お稽古、観劇、お食事会など。現代では「お洒落着」として非常に人気があります。
顔周りの印象を左右する「衿(えり)」のバリエーション
●道行衿(みちゆきえり) 角ばったラインが、凛とした誠実な印象を与え、礼装に最も適しています。
●都衿(みやこえり) 道行衿の角を少し丸くしたもので、優しく女性らしい雰囲気を演出します。
●千代田衿(ちよだえり) 曲線的なカッティングが特徴。モダンで洗練された装いを求める方に人気です。
●着物衿(きものえり) 道中着の定番。着物と同じ合わせの形状で、自然で親しみやすい印象になります。
印象を左右する「衿(えり)」のバリエーション
| 衿の種類 | 特徴 |
| 道行き衿 | 四角い形の最もスタンダードな衿。礼装用コートの基本。 |
| 道中着衿 | きものの衿のように、合わせを深くした形状。すっきりとした印象。 |
| 千代田衿 | U字型に丸くカットされた衿。エレガントで女性らしい柔らかな雰囲気。 |
| 都衿(みやこえり) | 道行き衿の角を少し丸くしたり、飾りを加えたりした変形衿。 |
| 被布衿(ひふえり) | 七五三の被布のような形状。襟が高く、飾り紐を付けるなど可愛らしい印象。 |
| へちま衿 | ショールをかけたような、丸くカーブした衿。防寒性に優れ、温かみがある。 |
大人の嗜み:和装コートの着用マナーと最新トレンド
●室内では脱ぐのが基本
コートは本来「外の埃(ほこり)から着物を守る」ためのものです。そのため、玄関先や受付の前で脱ぐのが正式なマナーです。
●【補足】 近年では、透け感のある薄手の「塵除け(ちりよけ)」に限り、主催者から許可があれば室内でも着用したままで良いとされるケースも増えています。
●現在の主流は「長コート」 近年のトレンドは、膝下まで長さのある「長コート」です。
●防寒性が高いのはもちろん、縦のラインが強調されるため、着姿をよりスマートに、エレガントに見せてくれる効果があります。
| お仕立て価格 | ¥17,000円 |