一生もののきものに、「手縫い」は譲れない条件です。
現代ではミシンやハイテク仕立てが普及していますが、一生もののきものには、ミシン仕立てにはない「手縫い」だけの良さがあります。その違いは、単なる「工程」の差ではありません。
お針子の「運針」が、体に吸い付くような着心地を生む。
熟練のお針子による絶妙な力加減。この「運針」こそが、既製品にはない、体に柔らかく吸い付くような至高の着心地を形作ります。
「寿命」の差。将来のお直しを可能にする耐久性。
手縫いは生地に負担をかけすぎないため、将来の「洗い張り」や「仕立て直し」にも柔軟に対応できます。一針一針の余裕が、世代を超えて受け継ぐための耐久性を生み出すのです。
| 特徴 | 伝統の手縫い仕立て | ミシン・ハイテク仕立て |
| 着心地 | 糸に余裕(あそび)があり、体の動きにしなやかに沿う。 | 縫い目が硬く、生地の伸縮が抑えられがち。 |
| 生地への負担 | お針子の絶妙な加減で縫うため、生地を傷めにくい。 | 一定の強い張力で縫うため、生地に負荷がかかる。 |
| お直しの可否 | 解きやすく、将来の仕立て直しがスムーズ。 | 針穴が残りやすく、複雑なお直しが難しい場合も。 |
きものって良いな~と思います。
たたむとぺったんこになってしまう。
きものはサイズさえ合えば昔のものでも着ることができる。
ほどけばまた一反にもどる。
きものは長着から羽織、コートとくりまわして楽しめる。
そんな素敵なきものライフのお手伝い、ささやかながら
させていただきたいと思います。
